10/18 日々チャレンジを パソコン教室経営 開業 教材

パソコン教室の将来性

パソコン教室を開業しようと思っている方から「将来性はあるのでしょうか?」と質問されることがある。


結果から言えば「それはあなた次第」。


ぶっちゃげ、教室を手放す方も、開業から2年以内に閉校する方も、ちらほらいる。何年も経営してそこそこ集客できていた教室でも、突然「来月をもちまして閉校します。ありがとうございました」なんて、いうのも珍しくはありません。しかも「教材が悪い」「この地域には生徒がいない」「パソコン教室では食っていけない」と言われたりします。

 

でもオイラの教室は年々売り上げを上げてきています。じゃ、販促費を相当かけているのでは?と思いきや、実はチラシは1年半前から打っていません。今年は夏場に生徒数が減ったので、とあるキャンペーンを実行しましたら、ポケットマネー程度の費用で15名程度の入会がありましたので、また様子を見ています。


ある程度のお金と時間をかければ、生徒を増やす自信はありますし、新規を増やす以外にも施策は持ち合わせていますので、とくに慌てていることもありません。

実際には日パ連の会員さんの中にも毎年のように店舗を増やし、多店舗展開を黙々・着実と実行されている方もいらっしゃいます。でも、率直に言えば、そのように成功されている教室さんは一握りなのかもしれません。

 

 

成功する教室と、そうではない教室との違い

この違いがはっきりとわかっていると言えばうそになりますが、ひとつ自信をもって言えるのは、順調なパソコン教室は雰囲気が違います。スタッフが情報収集や生徒対応に積極的で、日々、アイデアや新講座・イベント開発に余念がありません。たとえ問題が生じても対応力でカバーでき改善できます。けっして人のせいにはしません。

 

 

今後のパソコン教室に求められるもの

今後、成功していくパソコン教室の具体的なやり方として注目されるものは、一時期どこのパソコン教室にもあった「初心者・シニア専門」を捨て、全世代対応型であること。


資格習得でもいいし、実用的な作品作りを楽しむでもいい。基本操作を教えるのはメインではなくなります。パソコンの具体的な活用方法を提案でき、ストレスを減らせるサポート体制を整えていること。入会から退学までのストーリがいくつか用意できていること。それらに準拠する豊富な教材やネタを持ち合わせていることが求められます。

 

 

日々、新しいチャレンジを

オイラの教室では、昨年から子供向けロボット教室を開校しました。順調に生徒数を伸ばしています。疲れ始めた夕方に、テンションの高いお子様相手のレッスンは、スタッフの疲れも今まで以上ですが、エネルギー満ち溢れた子供たちの笑顔や大人顔負けのアイデアに、いつも感動しています。


7年前にはじめた韓国語教室も、安定した生徒数をキープし、平均通学年数は2.4年。

3年前にはじめたiPad教室も1年以上販促活動をしていませんが、毎回楽しみに来られる生徒さんがいます。

カイカテキストも順調に数字が伸びていますので、70万円かけて設備投資しました。

今は他社とのアライアンスで始めたサポート部門、これからは子供向け英会話教室にも着手します。

こういった新しいチャレンジは考えるだけでワクワクします。


会員教室の中には、子供向け英会話教室で生徒数が急激に増え、あわてて拡張されている方もおりますし、スマホやタブレット講座をはじめ、認知症予防講座、前職の経験を生かしプログラミング講座やPCサポート、一見パソコン教室とは関係のなさそうな占いを得意としている方もいらっしゃいます。


皆さんに共通しているのは、チャレンジ魂と、行動力。

食べていくため、仕事だから、という気持ちではなく

とても楽しんでおられるところがポイントです。

それらが他店との差別化になります。


地域密着型のパソコン教室は、生徒さまとの信頼関係や絆があります。

これらを活かして複合的に、色々なチャレンジをしていくことで、

堅実な発展が望めることになります。



賛同してくれる方も多ければ批判する方もいる

新しいチャレンジや試みは、批判も多く受けるものです。


社長がその気になっても、安定を求める身内からは「本当にうまくいくの?」と言われたり、

他のオーナーから「パソコン教室がロボットやったって、長続きしないよ」と言われたり。でもえらそうに言われる人に限って経験がなかったり、自分のことは棚に上げていることが多いもの。


しかし夢中になるとリスクがあっても「何とかなる」と、都合よく考えてしまうこともありますから、若いときより慎重にならざるを得ませんが、それでも6割行ける!と思えば、残りの4割は、やってみないとわからないことが多いのです。


失敗したときに立ち直れないような大きなチャレンジはお勧めしませんが、

目の前にいらっしゃる生徒さんが求めていることに対して、新しいサービスを提案することに消極的になってはいけません。


例え失敗しても、反省して改良し成長・発展することができますから、

決して、他人のせいにしないようにしたいものです。


それは思っても、居酒屋で愚痴りましょう 笑