パソコン教室フランチャイズの裏事情


パソコン教室開業の落とし穴

パソコン教室を始めるのに特別な資格や許可はいりません。

個人事業でも法人でも、どちらでも大丈夫。

  

パソコン教室は飲食店のように多額の設備投資を必要としません。極端な話、場所があって机と椅子とパソコンさえあれば、すぐにでも始められます。(税務署への開業届けは必要です)

 

仕入れも特になく、あったとしても教える教材程度。生徒が増えるまではオーナーが講師を兼ねれば、人件費もかからず受講料がそのまま利益です。

 

しかも月謝制であれば定期的に通っていただけるので、安定した収益が見込めます。

 

簡単で、リスクが低く、そして利益率も良く、安定した利益が見込める。

 

私がもしパソコン教室フランチャイズ本部の営業マンだったら、こんな話をしながらフランチャイズ校のオーナーを集めると思います。

 

しかし、ちょっと待ってください。

フランチャイズ本部は、いいことしか言いません。

 

実は、パソコン教室のフランチャイズに加盟して、実際に成功するオーナーは、ほんの一握りなのです。

 

 

それでも、フランチャイズに加盟しますか?

これ以上、被害者を出したくないので忠告します。

  • 加盟した教室の8割は、オープンから4か月~2年で閉店・撤退を余儀なくされています。

  • はっきりいって、FC本部には運営ノウハウもメリットもほとんどありません。

  • 金で買える偽りの「人気No.1!」の称号に騙されてはいけません。もう、昭和ネタですね。

  • 「このフランチャイズがおすすめです!」と、Webにあげている儲かってウハウハなオーナー談のFC本部のステマサイトにはくれぐれもご用心ください!本当に儲かっているオーナーなら、いちいちそんなネタをWebにあげるほど暇ではありません 笑

  • FCに入らなくても教材は契約できるし、安価に運営できます。実際に日パ連ではFCに加盟している教室はごく少数か、FCに入らず運営している方、FCを辞めた方がほとんどです。

  • 直営校を持っていないFCは説得力がありません。

  • 本部からパソコンやソフトウェアを借りてはいけない。バージョンアップのたびに無理な条件変更を求められ、辞めるときに莫大な違約金を要求されるのがオチ。

  • 素人営業マンの出店サポートや立地の選定は中身なしハッタリばかりです。結局は自分の足と目しか頼れません。

  • パソコン教室で教えられないような営業マンのアドバイスを聞いて本当に儲かると思いますか?安定した収益と、早期の黒字化なんて夢のまた夢の話です。

 

パソコン教室の廃業が多い理由


コンビニなみの廃業率の高さ

国民生活金融公庫から融資を受けた中小企業の中で、

とある年の調査によると、

廃業数トップは、パソコン教室や学習塾などが34.5%、

続いて酒場・ビヤホールが28.9%。自動車小売業が17.0%となっており、

パソコン教室の廃業率は他の業種に比べて非常に高いことがわかります。

 

 

なぜ、こんなにもパソコン教室は潰れてしまうのでしょうか?

 

 

未経験のオーナーの成功率が低い

まずパソコン教室を運営するのに必要なスキルは、

  1. パソコン操作のスキル
  2. 講師(プレイヤー)スキル
  3. 経営(マネージャー)スキル

と大きく3つあります。

 

まず、パソコン教室を始めようという方なら、1番目のパソコン操作スキルは人並み以上だと思います。

 

問題は2番目と3番目のスキルです。

パソコン教室に勤めていた方ならまだしも、未経験の方には一番不安な部分だと思います。

 

「経験がなくても教材が先生だから、経営できますよ!」

なんて、フランチャイズの甘い言葉にひっかからないでください。

 

パソコンを教えるのは教材なら、

じゃ先生いらなくね?ってなりますよね 笑

 

そもそも教材だけで学習できる人は、独学やネットで勉強できますから、

パソコン教室のお客にはなりません。

 

間違ってはいけないのは、教材はあくまでも道具。

それ以外の講師スキルや経営スキルのほうが重要なんです。

 

10年前までは、未経験でも愛嬌があれば経営できました。

それはパソコン教室に訪れるお客さんが多く、シニアや未経験の生徒ばかりだったので

利益も確保しながら運営スキルを上げることができました。

 

今ではどうでしょうか。

パソコンを触ったことがないという初心者は皆無です。

メインターゲットも、シニア&初心者から、学生やヤングミセス層へと変わってきています。

 

そうなりますと、スキルや経験がない先生はすぐ見透かされてしまいます。

 

パソコンに詳しくて生徒さんへ教えることができるのは当たり前。

接し方、体験レッスン後の入会率の高いクロージング、長期継続のための誘導や営業。

それに応じた集客スキルやイベントの開催など、教える以外の能力が問われます。 

 

そのため、パソコン教室を開業する場合は、

実際のパソコン教室で勤務経験が少なくても半年以上は必要だと思います。

 

 

【パソコン教室フランチャイズの研修の裏話】

フランチャイズでは「経験豊富で有資格者の講師が研修します!」とか

「先輩オーナーが直接指導!」などと謳ってオーナーを募集しています。

 

「経験豊富な人から教わりたい」という気持ちを上手く利用されます。

そして見学や開業前研修といって、1日~3日程度の研修を受けます。

 

まずフランチャイズの研修担当者は、現役講師ですか?

過去に2年以上パソコン教室の経営に携わっていた方ですか?

これが大変重要です。

 

FC本部の中には、10年、20年前にパソコン教室や企業研修で活躍していましたなどと、

現役講師ではないケースも結構あります。

 

2年以上経営していた教室オーナーで、生徒数は80名以上いますか?

それが達成していないで研修講師を謳っているのなら考え物です。

 

自分の勤めていたパソコン教室が潰れて、渡り歩いて、FC本部の社員として働いているわけですね。

 

パソコン教室は日々進化しているのに、20年前の講師経験なんぞ役立つわけがありません。

ネットでも調べられるような業務の流れをマニュアル通りにを淡々と話するだけです。

 

講師スキルは良いとして経営スキルがあるのかどうか?

コストパフォーマンスに見合わない教えるだけの講師もいます。

 

フランチャイズ本部は、高額な加盟金をとる理由をつけるために研修費を盛り込んでいます。

直営校を持っていないFCの場合は、FC加盟校の中で、開業してから月日が浅い教室(まだ騙されていることを実感していない)、感じが良くて、そこそこパソコンに詳しいオーナーに、開業研修を丸投げしたりします。

 

開業したてのオーナーは、まだ本部の信者で、自分の教室にも生徒があまり集まらず儲かっていないので

副業感覚で研修を受けてしまう図式なんです。

 

そんなオーナーの教室で1日も拘束されて、開業した苦労話なんて聞かされても、共感できることはあっても、運営には役に立ちません。

 

本部に騙されたと思う2年後にはもうなくなっている教室かもしれません。

集客が難しい

パソコン教室の経営で一番大事なのは、何と言っても集客だと思います。集客だけできていれば、他はなんとかなると言っても過言ではありません。

 

パソコン教室の集客は、今はWeb集客を中心に折込チラシやポスティング、ミニコミ誌の掲載などが主流です。

 

フランチャイズに加盟すると、デザインがよくて集客が良いというWebサイトを用意してくれたり、プロが作ったというデザインのチラシを発注したりできます。

 

集客は本部にお任せください!なんて夢のような話です。

これで本当に生徒が集まるのでしょうか?

 

結果から言いましょう。

フランチャイズ本部に任せても生徒は集まりません!

 

いくらSEOが良くたって、デザインがきれいなチラシが作れるからって、それだけではパソコン教室の集客にはほとんど意味がありません。

 

「長年培ってきた経験や独自のデータ分析!」

それが分かっていたらFC校はもっと儲かっていることでしょう。

こんな曖昧で具体性の乏しい口車に乗せられてはいけません。

 

もしそれが本当なら、その実績を細かく見せてくれといいましょう。

多分それも曖昧な返事が返ってくると思います。

なぜって、FC本部は開業した後にFC校のデータなんて知りもしないし、知ろうともしてませんから。

 

どのようなターゲットに、どのエリアで、自分の何を活かして、どんな戦略で売り込むのか?

これは他人まかせにできない経営の肝です。

ノウハウもないFC本部には荷が重すぎることなのかもしれませんね。

 

 

本当に儲かるなら直営教室を持っている


まず冷静に考えてみてください。

 

フランチャイズ本部の言う通りに、パソコン教室が本当に儲かるなら、自社で経営しますよね?

 

本当に儲かるノウハウがあるなら他人に教える訳ありません。

なのでノウハウを販売するころには賞味期限が切れかかっている、もしくは切れている。あるいはリスクがあるからなんです。

 

それをわかっているので他人にやらせるわけです。

 

なので、フランチャイズ本部が直営教室を持っている、または元社員が教室を運営している、といった場合は説得力があります。しかし直営教室を持っていない本部もいます。

 

また、過去にパソコン教室を経営していたけど潰れて、フランチャイズ本部に転業しているケースもありますから要注意です。

 

直営教室も持っていない人や、失敗している人たちが、他人に商売をやらせて成功するわけありませんよね?

状況だけで考えても説得力がありません、非常にタチが悪いです。

 

 

複数店舗展開しているオーナーがいない、少ない

フランチャイズ本部に、既存オーナーで、同じ看板で複数店舗を展開している方がいるか確認してみてください。

もしその割合や数が多ければ、優良フランチャイズの可能性が高いです。

 

それは稼げるのが分かっているのでオーナーが次の店舗を出すからです。

新規の未経験よりも経験を積んだオーナーだから成功率も高いわけです。

 

ですから、本当に稼げるフランチャイズの場合は、既存校の2店舗目、3店舗目の出店が多いはずなんですね。しかし現実は残念ながらパソコン教室フランチャイズの場合、皆無だと思いますが…

 

 

低リスクだから狙われやすい

「低リスクで自己資金○○万円から開業できます!」

「未経験でも大丈夫!」

こんな、安心感のある誘い文句を言ってきます。

 

これは決してあなたのために言っているわけではありません。

フランチャイズ本部にとって、一番おいしいお客さんは

未経験で、そこそこ自己資金を持っている脱サラ希望の方です。

 

できればあまり文句を言わなそうな、素直で気弱そうな方なら最高ですw

 

そして、自己資金150万円~300万円ぐらいが手ごろです。

退職金で賄えますね。

 

開業して失敗しても、諦めてもらいやすい金額だからです。

 

もし飲食店の場合は、この10倍以上は資金かかりますから

借金も残るし、本部との遺恨も残りますからね。

 

また自己資金を持っていなくても、国民生活金融公庫へ、本部から提供してくれるひな形の事業計画書をもっていけば

ほとんどの場合、300万円以上は無担保で借りれます。

 

 

企業前の場合、まだ数字や実績が出ていないので、借りやすいんです。

 

お金をいただいて開業させてしまえば、本部の目的はほぼ終わり。

その後オーナーが苦労して廃業になっても、

300万円ぐらいの自己資金なら、まだあきらめがつく金額です。

さらに「未経験だったから仕方がない」と自己嫌悪に陥ってもらえれば

本部のストーリー通りということになります。

 

もし相手から訴えられても大丈夫。

契約書にはリスクヘッジのための契約が抜け目なく盛り込まれていますし

いつでも対応できる弁護士が控えています。

 

パソコン教室のフランチャイズは、訴訟ビジネスなのです。

 

 

開業後にサポートをしない理由

開業後もサポートします!

フランチャイズ本部の社員もドヤ顔で言ってくると思います。

 

ところが開業した後は、訪問はおろか、本部から連絡もなくなるケースがほとんどです。

 

本部は、開業させた後はロイヤリティの収入がありますが

月に数万円とお小遣い程度しかもらえません。

中には開業後に売り上げが上がらず、ロイヤリティを滞納してしまう教室も少なくありません。

 

そんなオーナーを相手にしているよりも、

何も知らずに数百万円払ってくれる新規開業者のほうが何十倍もおいしいのです。

 

ですから、もらうお金をもらって開業させたら、オープン後の教室にはあまり興味がありません。

後は文句を言わず勝手に経営してもらえればベストですから、放置プレーです。

 

それどころか、早く潰れてほしいと思う場合もあります。

 

実はほとんどのフランチャイズにはエリア取得をして、そのオーナーの商圏を確保しているので

加盟者の近くには出店させることができなくなります。

 

場所にもよりますが、だいたい2km~10kmぐらいです。

でも実は同じエリアで、複数の開業希望者から問い合わせが出たりします。

本部にとっては歯がゆい案件です。

 

ですから、開業後、低空飛行の売り上げで下手に粘られて借金を増やすよりも早く撤退してもらって

次のオーナーを開業させたほうがよりおいしいのです。

 

中には撤退した後の物件を、一時的に本部が買い取り(といっても失敗してますからタダ同然です)

次のオーナーに高く売りつけます。

 

これは本部は2度おいしいです。

でも、一回失敗している場所だから、新しいオーナーになったからといって成功する確率は低いです。

 

 

つまり、パソコン教室のフランチャイズのビジネスモデルは、オーナーのためではなく

本部が儲かるためのビジネスモデルなのです。

 

パソコン教室フランチャイズはメリットが少ない

  • ハンバーガーならマック。
  • コンビニならセブンイレブン。
  • 安いウェアならユニクロ。
  • おいしいカフェならスターバックス。

といったように、

フランチャイズの強みは、誰もが知っているブランド力と、期待を裏切らない安心感、統一された料金。

どこの町でも変わらぬ味やクオリティです。

 

ところがパソコン教室の場合はどうでしょう?

パソコン教室なら「○○パソコン教室に行きたい!」と、言わしめるようなフランチャイズはあるのでしょうか?

 

ほとんどの方は、思いつかないと思います。

 なので、大手フランチャイズの看板を付けたからって、お客さんが来るわけではないんですね。

 

普通、ブランド力を買うために高いお金を払ってフランチャイズに入るのに

パソコン教室は看板そのものの、価値がないのです。

 

よって、パソコン教室のフランチャイズは集客力もないわけです。

 

 

 

本部が提案する数字に要注意

 

どこのフランチャイズにも、収益モデルがあります。

実際にパソコン教室を運営すると、このぐらい利益があがって、内訳はこんな感じですよっていうやつです。

 

これから商売を始める人にとっては、重要な情報ですよね。

でもこれ、はっきりいって、ほとんどがうそなんです。

 

正確に言えば、あくまでも目標値であって実績とは程遠い場合がほとんどです。

 

どうしても信じたいのであれば、

実際の教室を教えてもらって、見学にいって証拠を見せてもらったほうがいいです。

 

多分、本部は「オーナーに迷惑がかかるから」などといって、証拠まで見せてはくれないと思います。

だから、あくまでも理想の「収益モデル」なんですね。

 

開業後に、収益モデルと違うじゃん!といっても後の祭り。

本部はどや顔で「これはあくまでもモデル校のケースであって、実際の結果と異なる場合があります」と言ってきます。 

 

あと、フランチャイズは信ぴょう性を高めるために

成功した先輩オーナーの写真とともに「全国300校の実績!」などと規模を大きく見せたがります。

  

でも実は、すでに潰れている教室をそのまま数に含めたままだったり、フランチャイズとは関係のない取引先教室も数に入れて、規模を水増ししているケースがあります。

 

ひどいと、実際のフランチャイズ校は数十教室という場合もあります。

 

潰れている教室の写真の開店当初の写真をそのままパンフレットやHPに掲載したまま。数や存在を偽装するなんて当たり前のようにやっています。実際は2年未満で潰れている教室がほとんどで、年間10教室はなくなっているのに「潰れている教室は数年間で2,3教室。そのほとんどは売上とは別のやむを得ない事情で閉店した」などと、平気でうそをいってきます。

 

何度も言いますが、本部はいいことしか言ってきません。

 

 

教材は売りにならない

集客もできない、ノウハウもない。

それなのに、教材が良ければ生徒は集まるでしょうか?

 

答えはNO!です。

 

生徒さんは教材で教室を選びません。

それよりも講師の人柄や立地で選び、その上で自分の都合(期間・予算・目標が達成できるか?など)で最終的に選びます。

 

Excelを学びたいという生徒がいれば、Excel講座があればそれでいいのです。

どこのパソコン教室でもWordやExcelの講座はやっているはずです。

 

他の教室があまりやっていない、例えばフォトショップやイラストレータや

SNS講座などの講座があれば、人が集まるのではないかと思いますよね。

 

実は、これらの講座をやったからといっても、

数字で計算できるほど集客できません。

Office系に比べてニーズが少ないんですね。

 

 

しかも対応する教材が少なく、教える先生のスキルも必要なため

コストパフォーマンスが悪いです。

 

あくまでも教材は、教室や講師の手段や道具の一つであって

お店の看板メニューのようなものにはならないことをご理解ください。

 

そして、フランチャイズの中には、

動画教材を売りにして、数百万円の加盟金や毎月の高い利用料を請求する会社がありますが、

こういった会社には騙されないでください。

 

動画教材なら、

契約時は、高くても30万円程度。

中には数万円で契約して使えるものがあります。

 

開業相談へのお問い合わせ


日パ連では加盟の検討をしてくださる方を条件に、ご相談・サポートをいたします。

フランチャイズの説明会を聞きまくって、最後に日パ連にご連絡ください。

裏事情をすべてお話します。

 

相談希望の方は下記フォームよりお願いします。

なお、本気で開業して成功したい人だけに限定していますので、

志が低い方は、ご遠慮ください。

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