今年も残すところ1ヶ月となりました。
11月までは、日パ連への問い合わせ・加盟がラッシュとなりました。
夏場を過ぎてから、その動きが最近まであり、私の仕事も多忙となりました。
11月は東京、大阪から5教室の加盟がありましたが、
そのうち3教室は、まったくの未経験からの開業です。
皆さん、色々吟味されてから日パ連を選んでいただきました。
本当にありがとうございます。
日パ連は加盟教室を増やすことで対外的な影響力とメリットを高めることが目的です。
大手FCのような商売っ気はあまりありませんが、日パ連に加盟されるオーナーさんは、起業に対するスピリッツがひしひしと伝わる、そんなやる気に満ちた方ばかりです。
パソコン教室を開業しようと思っている方から「将来性はあるのでしょうか?」と質問されることがある。
結果から言えば「それはあなた次第」。
ぶっちゃげ、教室を手放す方も、開業から2年以内に閉校する方も、ちらほらいる。何年も経営してそこそこ集客できていた教室でも、突然「来月をもちまして閉校します。ありがとうございました」なんて、いうのも珍しくはありません。しかも「教材が悪い」「この地域には生徒がいない」「パソコン教室では食っていけない」と言われたりします。
でもオイラの教室は年々売り上げを上げてきています。じゃ、販促費を相当かけているのでは?と思いきや、実はチラシは1年半前から打っていません。今年は夏場に生徒数が減ったので、とあるキャンペーンを実行しましたら、ポケットマネー程度の費用で15名程度の入会がありましたので、また様子を見ています。
ある程度のお金と時間をかければ、生徒を増やす自信はありますし、新規を増やす以外にも施策は持ち合わせていますので、とくに慌てていることもありません。
実際には日パ連の会員さんの中にも毎年のように店舗を増やし、多店舗展開を黙々・着実と実行されている方もいらっしゃいます。でも、率直に言えば、そのように成功されている教室さんは一握りなのかもしれません。
この違いがはっきりとわかっていると言えばうそになりますが、ひとつ自信をもって言えるのは、順調なパソコン教室は雰囲気が違います。スタッフが情報収集や生徒対応に積極的で、日々、アイデアや新講座・イベント開発に余念がありません。たとえ問題が生じても対応力でカバーでき改善できます。けっして人のせいにはしません。
今後、成功していくパソコン教室の具体的なやり方として注目されるものは、一時期どこのパソコン教室にもあった「初心者・シニア専門」を捨て、全世代対応型であること。
資格習得でもいいし、実用的な作品作りを楽しむでもいい。基本操作を教えるのはメインではなくなります。パソコンの具体的な活用方法を提案でき、ストレスを減らせるサポート体制を整えていること。入会から退学までのストーリがいくつか用意できていること。それらに準拠する豊富な教材やネタを持ち合わせていることが求められます。
オイラの教室では、昨年から子供向けロボット教室を開校しました。順調に生徒数を伸ばしています。疲れ始めた夕方に、テンションの高いお子様相手のレッスンは、スタッフの疲れも今まで以上ですが、エネルギー満ち溢れた子供たちの笑顔や大人顔負けのアイデアに、いつも感動しています。
7年前にはじめた韓国語教室も、安定した生徒数をキープし、平均通学年数は2.4年。
3年前にはじめたiPad教室も1年以上販促活動をしていませんが、毎回楽しみに来られる生徒さんがいます。
カイカテキストも順調に数字が伸びていますので、70万円かけて設備投資しました。
今は他社とのアライアンスで始めたサポート部門、これからは子供向け英会話教室にも着手します。
こういった新しいチャレンジは考えるだけでワクワクします。
会員教室の中には、子供向け英会話教室で生徒数が急激に増え、あわてて拡張されている方もおりますし、スマホやタブレット講座をはじめ、認知症予防講座、前職の経験を生かしプログラミング講座やPCサポート、一見パソコン教室とは関係のなさそうな占いを得意としている方もいらっしゃいます。
皆さんに共通しているのは、チャレンジ魂と、行動力。
食べていくため、仕事だから、という気持ちではなく
とても楽しんでおられるところがポイントです。
それらが他店との差別化になります。
地域密着型のパソコン教室は、生徒さまとの信頼関係や絆があります。
これらを活かして複合的に、色々なチャレンジをしていくことで、
堅実な発展が望めることになります。
新しいチャレンジや試みは、批判も多く受けるものです。
社長がその気になっても、安定を求める身内からは「本当にうまくいくの?」と言われたり、
他のオーナーから「パソコン教室がロボットやったって、長続きしないよ」と言われたり。でもえらそうに言われる人に限って経験がなかったり、自分のことは棚に上げていることが多いもの。
しかし夢中になるとリスクがあっても「何とかなる」と、都合よく考えてしまうこともありますから、若いときより慎重にならざるを得ませんが、それでも6割行ける!と思えば、残りの4割は、やってみないとわからないことが多いのです。
失敗したときに立ち直れないような大きなチャレンジはお勧めしませんが、
目の前にいらっしゃる生徒さんが求めていることに対して、新しいサービスを提案することに消極的になってはいけません。
例え失敗しても、反省して改良し成長・発展することができますから、
決して、他人のせいにしないようにしたいものです。
それは思っても、居酒屋で愚痴りましょう 笑
昨年から子供向けの教室を展開しています。
今までは、大人向けの教室ばかりでした。
おかげさまで子供向けの教室も、1年で30名ほど集客できました。
ほっとしています。
しかし困っているのが入会率。
通常、オイラの教室では体験レッスンを受けて頂いた後の入会率は9割以上です。
しかし子供向けの教室では、
保護者もクロージングに納得、お子さんもレッスンを受けて「おもしろい」と言ってくれるのに、2割~3割程度と低い入会率です。
一時期は、幾度となく体験レッスンをお受けしては、入会0という日々を続けてきて自信を喪失していた時期もあります。
「良い商品」「タイミングが良い」「お得」こんなものが、今すぐ手に入るのなら、多くの方は購入するでしょう。
習い事の場合も同じく、人の良い先生と質のよいレッスンで、今自分が習いたいと思っていたことを教えてくれる、受講料もリーズナルブルなら、入会してくれる方も増えるはずです。
スタッフも自信をもってお客さんにお勧めできるでしょう。
しかしここが、カルチャースクールの難しいところで、
体験レッスンのときの反響はとてもよかったのに「検討します」「また連絡します」と言われて、
結局それから連絡がない、というのはよくある話です。
断りにくいので、良い評価を残して去るお客様もまれに、いらっしゃいますが、
このようなケースの場合、実はほとんどはスタッフの気遣い・力不足によるものだと思います。
付き添いの保護者の方も「いい教室ですね」「前向きに検討します」
子も「面白い」「通ってみたい」
といってくれるのに、なぜ入会しないのでしょうか?
大人向けの教室でもそうですが、体験レッスン受講した方が、入会をしない場合、体験レッスンそのものが期待外れだった、というのは致命傷ですが、「いいな」と高評価をいただいている場合でも、何かが足かせになって入会を拒んでいることがあります。
本当の理由を知りたいと思っても、例え聞いたところで、やはり気を遣われてストレートに話してくれなかったりします。中には「何となく」「またそのうち」という、あいまいな理由の方もいらっしゃいます。
そのため、体験レッスンは、応対するスタッフも推測力も必要で、お客様の気持ちを察し、先まわりしながら再提案をしてカードを切っていくことになります。そういった対応を繰り返していくことで、スタッフ自身も経験値を上げていき、より適切な対応ができるように努力し、入会率を上げていきます。
ですので、体験レッスンは対応するスタッフによって数字が大きく変わります。
ベテランのスタッフになると、決してがっつりと売り込みをせず、お客さんとの息もぴったりです。
押すよりも引き出す、といった感じでしょうか。
経験が浅いスタッフが押して押してがんばって入会させたとしても、不満を抱えて退会を早めてしまうこともあります。
頭を使わない経営者は「値引き」や「キャンペーン」のカードで勝負してしまうことがあります。金額だけが足かせになっている場合や短期で通うつもりの方なら勢いで入会してくれるかもしれません、この技は適切に使うことで効果を発揮します。
しかし単純な値引きだけでは、一時的に入会率があがっても利益率や客質、継続率が下がり、やがては値引きをしないと入会できなくなり「がんばっても、がんばっても利益が上がらない」という、負のスパイラルに陥ることになります。
入社半年ほどで、少し経験値がついてきたスタッフによく見られがちなことですが、自社の良さや、汎用性の高いメリットを、一方的に押し付けて、入会するかどうかの判断を迫ってしまう場合です。違いとしては、主役であるお客さんよりも、スタッフのほうが話が多い、長い。
本人は説明すべきことをべらべらとしゃべって、お客が相づちやうなずきをくれていればさぞかし満足でしょうが、お客さんにしてみると、話の中身がどうであれ、押し付けられ、説得された感は否めません。
特に習い事の場合、
経験豊富でその道に詳しい先生 vs 教わりたい素人のお客さん
という立場ですから、最初からお客さんは引け目を感じている場合が多いのです。
かといって、逆に
気を遣いすぎて、あいまいで頼りないリードをするのも「こんな先生で大丈夫?」と不安になりますので
難しいさじ加減かもしれません。
最近になって、特に悩みの種だった、子供向け教室の体験レッスンのクロージングについて
自分なりに分析し、効果を上げてることができました。
習い事というのは、大変勇気がいるものです。例え社会的に立場が上の方でも、人生経験が豊富な方でも、先生から教わるときは、先生には頭を下げて習う、といった人により大なり小なりのプライドを削る覚悟が必要です。
また多くの習い事は、続けることが美徳とされていますから、三日坊主では意味がありません。これも特に飽きっぽい人や忙しい人には、結構なプレッシャーでしょう。
決して「習い事」という商品は、金額の問題だけではありません。
始めるには「プライド」「勇気」「根気」「目標」といったものが必要で、そのためには時間もお金も必要です。
スタッフは、これらの要素を考慮した上で、
相手の立場に合わせた適切なクロージングをすることが、入会率を上げるコツとなります。
また学生や子供の場合、スポンサーである両親を納得させることはもちろん、
親子間との契約(約束や信頼・期待等)も満たす必要があります。
これは大人向けの教室との大きな違いです。
実は、ここに重要な要素があることが判明しました。
したがって、最近のオイラのクロージングによる入会率は急上昇しています。
要は、子供だけではなく、保護者も納得させなければいけませんし、
子供と親との間での取り決めも調整しなければいけないのです。
このバランスがうまくいかないと退会を早めることがあります。
このブログでは、このぐらいしかしゃべることができませんが…。
これらを考慮し、計画的に適切なカードを切っていくことで、
巧みな話術も、けっしてイケメンではなくても(?)結果を出すことができるはずです。
(実際オイラがそうですから…悲)
最後にこの記事は、自分自身への戒めでもあり目標でもあります。
まだまだ満足しておりませんので、さらに経験値を上げて成長したいと思います。
もし、教室経営が順調でしたら、この先は読み飛ばして構いません。
経営15年、コンサルティング4年のオイラが、覚え書き程度にまとめてみた、教室経営を成功させている方の特徴です。すべての方に当てはまるものもあれば、そうでないものもあります。偉そうかもしれませんが、これは自分への指標でもあります。
これからパソコン教室を開業してみようと思っている方、経営しているけど何故か上手くいかないという方に確認していただければありがたいです。
【成功する方の特徴】
【上手くいかない方の特徴】 基本、上記の逆になります。
特に学習塾業界の方の参入は、成功率が極端に低いです。これも理由が分かっています。
それを知りたいという方は、オイラまでコンタクトをとってください。
ここで言いたいのは、例え好立地でハードだけ揃えても、
失敗するも成功するも、オーナー次第の部分が大きいですよ、ということです。
パソコン教室 経営 開業 教材
パソコン教室は見えない商品を売るサービス業です。
しかもその商品の価値というのは、通い続けた結果で評価されることになります。
お客さんにとって大事なのは、その商品への期待。
その期待を裏切らない結果と過程。
そして、何よりも教室への信頼が大事になります。
目に見えない商品に値札をつけて売るわけです。
そして、お客様は売り手を信用するので買うのです。
そこがサービス業の難しさでもあり、
面白さでもあります。
一番やってはいけないことは、
クライアントの意見や要望を無視することです。
特に、技術やサービスに自信がある、
逆に、技術やサービスに自信がない。
こういった方の多くに見られるのは、
お客さんのせいにしたり、言い訳をしたり、持論を押し通したり、ごまかしてしまう。
常に謙虚な気持ちを持たなければなりません。
そうやって裏切られたお客様は離れていきます。
自己満足では、この商売は続きません。
そのためには、日ごろから現場に出て
声には出さないお客様の要望や不満をくみ取ること。
「お客様あってのサービス業」ということを忘れずにいたいものです。
写真は、6月に行う教室イベント「バス旅行」の下見のときの写真です。
生徒さんに喜んでいただくために、入念な下見と打ち合わせと準備をします。
パソコン教室の経営/開業/運営/教材
日パ連に加盟し、パソコン教室開業支援や研修を経て無事オープンされた
大阪のY&Familyパソコン教室。
オープン記念の見学会にはかなりのお客さんがご来店してくれました!!約50名程の来場があり凄い盛況だったようです!
パソコン教室の経営/開業/運営/教材
午前は、最近開業したばかりのオーナーさんと接客についての研修会、午後は先輩教室も加わり販促や近況報告を交えての勉強会を行いました。
開業してから1年間は、日々勉強です。まずは豊富な先行者の経験や事例を元に、自教室の運営を安定させることを目標にしていきます。
4/22(日)に、日パ連主催で「Web編集講座」を東京事務局にて開きます。
定員は30名です。
講師はオンデマンド学習システム「スタディPCネット」を提供する株式会社ICTの網本さまです。
近年、新聞折込によるチラシ販促による反響が低下を続けています。
私の教室でも、まだチラシによる集客がメインとなっていますが、
10代~40代のネット世代に対するWeb集客が50%以上となっているスクールさんもいます。
それだけ、どの業界においても集客のメインが紙媒体から、Webとなってきており、特に昨年のスマートフォンの爆発的な普及から、更にそれが深まりつつあります。
スタディPCネットもそうですが、Webからの集客が非常に高いものとなってきています。
ネット集客とはいっても、
ホームページを設置しておけば良いだけ、ではありません。
それだけでは、オーナーの自己満足になっていることが多く、よっぽど目的を持っている方以外は目もくれません。
そういえば、最近、Googleの検索順位に対する評価基準が大きく変わったのはご存知でしょうか。
今や、従来のSEO対策は通用しません。
色々諸条件ありますが、基本的にはマメに更新をしているWebサイトが高く評価される仕組みになっています。
今回のWeb編集講座では、スタディPCネットの契約教室のためにICTさんのご厚意で、各校舎でカスタマイズできる高品質なWebを無償提供していただけますが、
そのホームページは、ブログ形式で簡単に更新できる仕組みになっているため、現在のSEOにもより効果が高いものになっていて、地方の教室ほど検索結果が上位になりやすく、その反響が大きくなるようです。
パソコン教室を開業するときに フランチャイズに加入する、という選択肢があります。
運営ノウハウをお金で買う。
とても手っ取り早い方法かもしれません。
また、最近では
運営ノウハウを売りつける コンサルティング業者もよく見かけます。
彼らは、いかにも成功者のように 言葉巧みに高額なコンサルティングを売りつけようとしてきます。
でも、良く考えてみてください。
「こうすれば絶対に儲かる」 「言われたようにやれば繁盛店になる」
本当にそうなら、彼らは直営校をバンバン出しているはずです。
なぜ自分でやらないのか。
実際のノウハウは、オーナーが現場で学び作り上げていくことが多いからです。
パソコン教室は、 コンビニのような商品力、ブランド力
飲食チェーンのような大量仕入れによる流通コストや秘伝のレシピ のような、
FCならではのメリットはほとんどありません。
ノウハウなんていうのは、せいぜい生徒への教え方や接客の心得だとか、
あとは有形では教室で使っているチラシの提供やパンフや書類の提供くらいです。
あとは立地やマーケティングも重要ですが、
これは、パソコン教室に限ったことではありません。
むしろ、人通り=客数となる飲食店やコンビニにくらべたら、条件は緩いです。
ですから「絶対に儲かる」のは、これから教室を始める方ではなくて
FC本部や自称コンサルティングの方たちなのです。
そんなのに何百万円も注ぎ込んでいる余裕があったら
早いところ開店して、どんどん失敗しながら学んでいきましょう!
1年間勉強している人よりも、 3日現場に出ている人の方が、よっぽど実力があります。
今月になって
教室を辞める仲間が何件もいます。
生徒が集まらなかった。
家庭の事情。
健康上の理由。
色々やむを得ない事情があります。
ともあれ、パソコン教室は教わる生徒さんがいなければ
商売が成り立ちません。
集客が成功すれば
ほとんどの悩みから解放されます。
成熟期を迎えたパソコン教室業界は今、ビジネスモデルとしての真価が問われています。
オーナーからお金を搾り取り、出店数を増やしていく大手フランチャイズやコンサルティング業者。
サービスや指導能力に欠け、学習環境が乏しい教室も、多く見受けられます。
パソコン教室が出店しやすく儲かりにくい仕組みのまま、
低利益・低品質・低サービスにより、
不幸な生徒を増やし続けては、この業界は衰退してしまいます。
また、昨今ではFacebookやスマートフォンのような、ICTの急激な発達により、生徒が教室に求めるニーズも細分化されてきており、対応する教室側の「情報収集」「教材開発」「新しい技術の取得」が必要不可欠となってきています。
しかし多くの経営者が、日々の教室運営と並行して、
それらを行うことは難しいと思います。
やはり、1教室では限界があります。
そこで、私たちは賛同者と手を組み、
「一般社団法人 日本パソコン教室経営者連合会」(JPSMA)を設立しました。
これはFCではありません。
パソコン教室経営者の集いです。
私たち経営者同士が団結することで、
大きな企業との業務提携や、
外部より有能な専門家を招いてのセミナーや勉強会の開催、
経営者同士との情報共有、
これから開業するオーナーへの開業支援や経営指導など、
1教室では成し得ないスケールメリットを活かした展開が可能になります。
パソコン教室は究極のサービス業です。
生徒の笑顔を追求せずに、自己の利益だけを追求しては、未来はありません。
この会を通じて、皆さまと協力し、助け合い、価値創造し、
成長をしていくことで、パソコン教室業界を活性化させていきたいと思います。